当校の『担任制教習』について

『担任制教習』は、当校が独自に開発したオリジナルなもので、様々な教習効果を生み出しています。

「担任制教習」は、一人の指導員のもとで悩みなく教習を受けたいという人のために考案された教習方法です。

一般に、中学、高校、大学などの新しい学校に進学する際には、期待や希望に胸を膨らませると同時に少なからず不安も抱くものですが、同様に自動車学校に入校する際にも、技能不足による教習延長の心配や、指導員との相性や指導の質についての不安がみられるようです。その気持ちは入校される方の親御さんにとっても同じであろうかと思います。特に親御さんの気がかりや悩みの根底にみられるのは、自身の経験からくるものだといいます。「教習環境が変わる中、子どもが対応できるものなのか…」と。

教習生本人や親御さんの中には「緊張」「好み」「顔見知り」「指導のあいまいさ」などを理由として、自分に相性の良い(良さそうな)指導員を指名したいという要望があります。しかし、教習生側の指導員に対する第一印象のみの直感的・短絡的な指名には交通心理学的な根拠はないため、結果的に理想と現実とのギャップによるストレスがかかることはよくあることです。また「指名待ち」によって教習予約が思うように取れず教習期間が空いてしまうことで期待通りの成果が上がりづらくなるケースもあるようです。

当校では、そんな悩みを解決するために指導員に対し、タイプ別運転行動分析過程、モチベーター養成講座、交通心理学的教養等、特別な研修を定期的に実施しており、また「指名制」や「専属制」などの教習を長年にわたって試験的に行い、教習生の感想・意見を集めて検証するなど運営準備を進めてきました。そして、平成20年11月に岩手県の自動車学校としては初となる「担任制教習」を開始しました。その後10年余の実施期間にも常に検討、修正を繰り返しながら多くの皆様に支持を受けてきました。

江刺自動車学校が行う「担任制教習」は、原則として一人の指導員が一貫して指導をする教習方法です。公安委員会のガイドラインにより一部の教習時限について担任指導員が指導することができない場合もありますが、指導員間の教習統一、引き継ぎ等は徹底していますので大きな問題はありません。また、当校では1時限の教習を一人の指導員が複数の教習生を指導する「無線教習」と「模擬運転装置教習」をとりやめました。これらの“複数教習”の実施は教習枠の確保や経費削減の理由など運営上・経営上の問題から、他の自動車学校ではとりやめることができずにいるのが実情です。当校ではそれらの問題をクリアし担任制教習を実現することに成功しています。また、警察庁方式運転適性検査K型、入校時問診票、保証コース選択時相談等をもとに教習生に合った指導員を配置いたしますので、教習の進捗にもっとも有効なシステムとして、きっとご満足いただけるものと自負しております(担任制教習を受けるためのオプション料金はありません)。

当校の担任制教習の大きな特色は、教習生に対して指導員が常に心をオープンにするようなスタイルで教習に取り組んでいますので、リラックス効果が高く、質問はもちろん不安や悩みも相談しやすくなっています。指導面では一貫性と継続性のメリットを生かし、操作不良の問題点や苦手傾向のある場面などを迅速かつ的確にみきわめたうえで個々人に適した指導を行うことにより、上達も早く、スムーズに技能・知識の習得が可能となっています。その産物として、生徒の皆さんは「緊張」や「不安」「苦手意識」などの負の感情による精神的負担からも開放されるようです。私たちが自信を持って提供する教習内容の魅力を皆様方にはイメージしていただき、安心して「担任制教習」をお選びいただきたいと思っております。

PAGE TOP