来春、高校を卒業される高校生の皆様は、これからの時期、自動車学校選びに悩まれることもあるかと思います。その際、皆さんは当然のように、“料金が安くて、サービスが良い自動車学校”と考えると思いますが、「技能検定員歴20年のベテラン」から見たちょっと違う角度からの自車校選びのポイントをアドバイスしたいと思います。
それは、“入校を希望する自動車学校のコース内を一度下見してみて下さい”ということです。その時に「コース内に無用な車両や構築物が置かれていないかどうか?」をチェックしてみてほしいのです。
というのは、コース内に無用な車や物があればあるほど見通しの悪い場所や交差点が多いということであり、そのような学校は避けた方がいいかもしれない・・と思うのです。
なぜなら、そのことによって、
①技能教習のたびに、車の運転を始めて習う皆さんにとってはかなりの物理的精神的負担になるということ。そして、そのことで教習の進み具合が遅れてしまうということ(時間がかかるということ)
②コース内での技能検定の時も、それらの見通しの悪い場所を多く走行することになるので、当然それに伴う安全確認や速度コントロールなど、その他様々な減点がどうしても増えてしまい、結果的に技能検定の合格率にも影響して、自車校の卒業が遅れてしまう可能性が高まってしまう(結果的には費用もかさんでしまう)・・・
ということになりかねない・・ということがあるのです。
少々おせっかいなことをつぶやいてしまいましたが、一般の方々にはお解りにくいポイントではありますが・・参考までに!
自動車学校を選択する際は、料金やサービス面はもちろんのこと、上記の様なコース環境の部分も検討材料に加えた方が良いのかな・・ということをアドバイスさせていただきました(もちろん、その様な環境を試練と考えて、あえてチャレンジされることは、それはそれで立派なことです)。
いずれにしましても、皆様には、悔いのない賢明な自動車学校選びをしていただきたい・・・と思っているところです。
ではまたの機会に・・!